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プラン作成で大事なこと②

前回の続きです。

住まい手の要望を忠実に実現するプランでは構造面で無理をするケースが多いです。

(※私の経験上では無理なケースが多いというより、ほとんどです。)

直下率の話は、その一例です。

住宅を計画中の方にとって、イエスマンのほうが付き合い易いでしょう。

要望や希望間取りスケッチをそのままプランに仕立てられたら、気分だって良いはず。

私もそう思います。

とは言え、夢、希望、要望が詰まったプランが安全安心なプランであることとは別な問題。

地震、風圧、積雪に耐えるチェック作業が必要です。(※他にもチェック作業があります。ここでは割愛。)

これらの作業を通して、実現できることと実現できないことが再度整理されます。

実現できない部分を伝えられたら、面白くないことです。気分も悪いでしょう。

それでも安全性を無視できません。

ここを軽視したら、どうなるか想像してみてください。

大事なことは、無理なことを指摘してもらうことです。