建築材料の断熱性能①
住宅を構成する建築材料は、いろいろあります。
その中で熱を通しにくい材料を「断熱材」と、一般的に呼ばれています。
断熱材という言葉から、熱を通さない材料というイメージを持つ方もいます。
それは誤解で、あくまで「熱を通しにくい」ということです。
「熱を少しだけ通す」と、言い換えられます。
熱の通しやすさを表す数値として、「熱伝導率 λ:(W/mk) 」 ※λはラムダと言います
熱の通しにくさを表す数値として、「熱抵抗値 R:( ㎡k/W)」
初めて聞いた方、相談先の工務店やハウスメーカーで聞いた方もいるかと思います。
もっと詳しく説明すると、
熱伝導率:材料の両面に1℃の温度差がある場合に厚さ1mの中を、面積1㎡あたり、1秒間に伝わる熱量
熱抵抗値 : 材料の両面に1℃の温度差がある場合に厚さ1mの中を、面積1㎡あたり、1秒間に伝わる熱量の逆数
…すごくわかりにくいですね。
なんのこっちゃって感じです。
住宅計画中の方は、こんなに複雑に考えないように!
シンプルでいいんです!
熱伝導率:熱の伝わりやすさを表す値。数値が大きい程、熱が伝わりやすい。
熱抵抗値:熱の伝わりにくさを表す値。数値が大きい程、熱が伝わりにくい。
これだけで大丈夫です。
熱伝導率と熱抵抗値という言葉、日々の生活で全く聞きませんが、
住宅やリフォームの計画を考えている方は、ちょっと覚えておきましょう。
次回のブログで、住宅に使用される代表的な建築材料を詳しく取り上げます。
今日はここまでです。
写真はリフォーム現場からです。
断熱材の厚みチェック中です。