高気密高断熱住宅の夏
前回のブログで高気密高断熱住宅の疑問を取り上げました。
冬が暖かくて夏が暑いか?
これは半分正解で半分間違いです。
高気密高断熱をすることで、部屋の室温を保ちやすい状態になります。
わかりやすい例として、ペットボトルとタオルの組み合わせで考えましょう。
蓋を閉める。これが高気密状態。
ペットボトルにタオルを巻く。これは熱が逃げにくい状態=断熱化。
夏に、半分凍らせた冷たいお茶が入ったペットボトル。
ボトルの蓋が開いた、タオルを巻いていない状態で放置。
ぬるくなりますよね。
住宅に置き換えると、
天井・壁などに気密ボードや断熱材を使用して、
熱が逃げにくい状態を作っています。
冬の場合は暖房した部屋の熱が逃げにくい状態。
夏の場合は冷房した部屋の熱が逃げにくい状態。
冬が暖かいままで夏が冷たいままです。
さらに日射も考慮しましょう!
冬と夏の日射については、車の例で考えましょう。
夏は車内に日射が入り、高温です。
冬も日射が入りますが、断熱材が薄いため熱が逃げます。
結果、低温です。
夏の車内は地獄ですね😓
その対策でフロントガラスに日除けカバーをしてませんか?
高断熱住宅が暑い原因として、主に、この夏の日射があります。
快晴の暑い夏に、日差し除け用の庇を設けた住宅と、庇が無くて大きな窓の住宅。
どっちが暑いか?
わかりますね。
日差し除け対策をすることで、
高気密高断熱住宅は冬が暖かく、夏が涼しい。
今日の写真は夏の竜飛岬付近の滝です。
もちろん滝浴びしました!
その写真は掲載できません(笑)